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「マイウェイ」にどんなイメージを持っていますか?

「ゴーイングマイウェイ」の意味を調べると、《米国の映画「我が道を往く」の原題から》他人はどうあれ、自分なりの生き方や流儀を貫くこと(デジタル大辞泉)とあります。この意味だと、自分中心な人、というイメージを持つかもしれません。では「マイウェイ」ではどうでしょうか? 捉え方は関連する行動に反映されます。


「マイウェイ」この言葉で何をイメージするでしょうか。
本来は「わが道、自分なりの生き方や流儀」といった意味ですが、
①自分の道を自分で決めて、信念をもってその道を進む
②周りのことを気にしないで、自分本位に生きる
というように、大きく2つの捉え方があるかと思います。
表面的には一見同じような行動に見えても、どちらの捉え方で行動するかによって、その人の人生は大きく変わってきます。

■「自分の道を自分で決めて、信念をもってその道を進む」とは
道とは人生です。自分の人生の目的・目標(ビジョン)を自分で決めて、その人生をなにがんでも自分の力や努力で何とかしようとする、そういった生き方と言えます。
行動理論W

このような考え方を持った人は、自分の人生を自分で決めただけあって、主体的にその人生を歩むことができます。なぜなら、「人は自分にとって意味(価値やメリット)を感じる目標を決めたときには、その目標達成に対して主体的に取り組むもの」だからです。
たとえ人生において失敗があったとしても、自分で決めた目標を達成するために、「どうすればいいか、何をしよう」等と現状とのギャップを埋めようと実行していくことができます。また、「これができた、ここまでできた」という小さな成功を積み重ねる喜びや達成感を味わうことができます。

■「周りのことを気にしないで、自分本位に生きる」とは
「自分本位に生きる」ということは、自分にとって得と思うこと以外は周りに任せて、自分の得になるであろうことだけをしようとする、そういった生き方と言えます。
行動理論X

一見独立心が強く、自立しているように誤解される場合がありますが、実は周りに依存して生きる生き方です。周りに支えられているにもかかわらず、そのことを無視して、自分勝手に生きようとしているだけなのです。
自分にとって都合の良い生き方であり、周りの人たちから見ると、「勝手な人」といったらく印が押され、そのような人とは付き合いたくないと考えるのが普通です。

■まとめ
「わが道を行く」ということは、その捉え方によっては、素晴らしい自分の人生を歩むことに繋がります。
自分の人生の目的や目標を決める時に、「自分の人生は自分だけで成り立っているのではなく、多くの人たちとの関りの中で成り立っているものであることを忘れないこと」が重要です。つまり、周りに対する『感謝の心』が必須なのです。
言い換えれば、人生は、職場でも家庭でも、人との関りの中で成り立っているものです。
行動理論Y

このように、周りの人たちへの感謝の心をベースに、マイウェイ(自分の人生を自分で決めて、その達成を味わえる人生を自ら創造する)を歩んでいきましょう。


弊社「行動人」453号より転載・一部加筆修正しました。

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