そこで、新人営業の教育担当になった方のために、新人育成のポイントをお伝えします。 ① まずやって見せ、内容の意味を伝える 全くやったことのない営業活動ですから、まずは見せてあげることが大切です。 例えば、営業に同行させるなら、「今日の訪問目的」、「話す内容の予定」などを前もって伝えておきます。 そして、商談が終わった後には、 「なぜ、あそこであのような話をしたか」 「なぜ、あのカタログを使ったか」 などの理由を説明してあげます。 これだけでも、新人は商談の内容を噛み砕いて理解することができ、非常に成長が早くなります。 ② メモを取らせる こちらが話した内容については、必ずメモを取るように指示します。 メモを取って書き出すという行為そのもので、頭に入ると言われていますし、後々、見返すこともできますので、同じ質問を繰り返さなくなります。 ③ まず一つ改善点を伝えて、やらせてみる 新人にあれもこれも指摘しても、すべて消化するのは非常に難しいですし、逆に、プレッシャーを感じて、ミスを頻発することもあります。 そこで、まずはすぐに解消できそうな改善点を一つ指摘し、それを徹底的にやらせます。そして
Similar posts
新人
ビジネス演習室 新人編 一年前と比べて自分の成長度は?
入社から一年が経ち、周囲から見れば明らかに成長している新人の方に、「この一年で何ができるようになりましたか?」と質問すると、「いろいろと知識や経験は積んだけれど、成長したかというと…わからない。あまり変わっていないかも…」という答えが返ってくることが少なくありません。...
営業
新人を育てるための“モノサシ”は何か?
毎年当社で2千人以上の新入社員教育を担当させていただいている。 担当する際は、その企業のトップや人事担当者が、次のようなことをどう考えているのか、念頭に置いている。 第一は、「人材」というものをどう考えているのか? 第二は、採用基準についてのモノサシは何か?...
新人
新人採用の判断基準は「即戦力」へ
「新卒一括採用なんて、日本だけ」などと、いかにも日本がダメかのようなことをいう人もいる。 そもそも、新卒一括採用とは、「企業が採用後に人材を育成する」という約束のもとに成り立つものである。 もしも、これを全面的になくすと、仕事実力のない新卒は、採用されなくなる。...