さまざまな成功法則が書かれた本を数十冊読んだ知人が一言。
「結局は目標を決めて、計画を作ってその通りやるということ以外、何も書いていないことに気付いた」と言っていた。
そして、「人、戦略、組織文化の中で、もっとも重要なものは何か」と聞かれれば、それは組織文化である。良い組織文化の組織には、人が集まるし、組織文化が良いからこそ戦略が浸透、実践されるのではないだろうか。
「文化」という言葉はあいまいな要素があるが「文明」が物質的な側面を多分に含むのに対して、「文化」は精神的な側面を重視する面が強いと思われる。
人の場合、「病は気から」ともいうが、精神的な側面が肉体にも影響を及ぼすことは、実感として多くの人が持っているだろう。
言い方を変えれば、精神を明るく健康に保ち、意識的に良い方向のイメージを描き続ければ、病も近寄ってこないということだ。
組織も「人の集団」である。
一人の人間と同様に、精神を明るく健康に保ち、意識的に良い方向のイメージを描き続けさせることで、病にかからないばかりか、より発展していくのではないだろうか。
20150805 ジェックメールマガジンより