コロナ禍でいまだ慎重な動きを取らざるを得ませんが、日本企業のグローバル市場への進出は加速しています。特に東南アジアを中心として、世界もその成長を支援している中、世界レベルで競争が激しくなっています。
そして、当然ながら、激変する市場環境に対応すべく、現場で求められる人材開発もスピードを増しています。
多くの企業様とお話しする中で、グローバル人材について、以下のようにお考えの方が多いようです。
■海外に行けば自然とグローバル人材になれるのか?
海外で仕事をする人だけがグローバル人材なのでしょうか?
国内人事部門担当者や日系企業トップの方とお話をすると、次のようなお悩みをお聞きします。
「日本の考え方に固執しすぎて、意見を曲げようとしない」
「海外に来ても、『腰かけ』の感覚(何年かしたら国内に戻るから)で、仕事に身が入っていない」
「心を開かず引きこもっていて、現地のスタッフとコミュニケーションを取らない」等々。
つまり、「海外に行けば自然とグローバル人材になれる」というわけではないのです。
■グローバル人材になるために必要な視点とは
では、「グローバル人材」というのはどのような考え方を持った人なのでしょうか。
市場の変化も激しく、企業で働く人材も国籍や雇用形態をはじめ、多様化が進んでいる時代です。国内外を問わず、以下のような考え方を持つ人材が活躍できるのではないでしょうか。
■まとめ
日本国内で仕事をしている人でも、柔軟な発想を持ち、多様な価値観を身に付け、ITを駆使して海外の方と世界規模で仕事をしてイノベーションを起こしている方はたくさんいます。ビジネスパーソンであれば、今や誰もがグローバル人材としての視点を持つ必要がある時代なのです。
弊社「行動人」462号より転載・一部加筆修正しました。