組織改革

組織力の発揮ってどうやるの?

変化の激しい今、お客様に満足いただけるサービスを提供し、お客様に選ばれ続けるためには、個人の力だけでは難しいことは実感されていることと思います。ライバルに勝るお役立ちをし続けるためには、「組織の力を結集する」ことが必要です。そのために持つべき考え方をご紹介します。


変化の激しい今、お客様に満足いただけるサービスを提供し、お客様に選ばれ続けるためには、個人の力だけでは難しいことは実感されていることと思います。ライバルに勝るお役立ちをし続けるためには、「組織の力を結集する」ことが必要です。

■組織力を発揮させるための大前提とは
まず、組織の皆が成し遂げたいと願う「組織全体の目標(共通目標)」が不可欠です。共通目標が、一人ひとりにとっても意味のあるものであれば、目標達成に向けて、それぞれが持てる力を発揮しようとします。

■組織力発揮のためには、この考え方は正しい? 間違っている?
次の2つの考え方はどちらが正しいと思いますか?
行動理論A


行動理論B

どちらも間違いではありません。
ただし、1つ目の「自分の仕事をしっかりやろう!」の方は十分ではありません。
今の時代に対応できる組織力の結集とは、「足し算」ではなく「掛け算」なのです。

 

■組織力発揮の成否を分ける決定的な考え方がある
では、次の2つの考え方ではどうでしょうか?
行動理論C


行動理論D

「観」の違いが、日々の仕事に現れてきます。
それは、同僚・上司・部下・他部門などを、どちらの「観」で見ているか、です。
そして、職場の大多数の本音(観)がどちらなのかによって、組織力の発揮度合いが大きく異なることは想像に難くないはずです。


サッカーや野球の勝利者へのインタビューでよく聞かれる言葉に「チームの勝利に貢献できて嬉しいです」があります。この言葉が出てくるチームでは、4番バッターの犠打や、より確率の高いゴールを決めるためにチームメイトにラストパスを送るエースストライカーが存在します。それは、チームの勝利を願い、互いの連携で強みを発揮できれば、どんな強豪チームにも負けることはないという信念、そしてそれを基にしたチームメンバーを信じる心があるからです。

組織力の発揮に不可欠な要素をまとめましょう。
●共通目標を達成したいという強い思い
●チームの業績は個々の掛け算で決まるという考え方
●周りの強みを認めある信頼関係(信頼の心)
あなた自身は、あなたのチームはいかがでしょうか?


行動人461号より転載。一部加筆修正いたしました。

 

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