●心理的安全性とは
心理的安全性とは、1999年にエイミー・C・エドモンドソン教授が提唱した概念です。心理的安全性とは、「自分の所属するチームは対人リスクのある行動を取っても安全であるという共通の信念がメンバー間で共有された状態」と定義されています。
例えば、上司やメンバーの反応に怖がったり恥ずかしいと思ったりすることなく、自分の意見を言ったり行動を取ることができる状態と言えます。
そのような「心理的安全性が高い」チームや組織(職場)では、各自が安心して自分の考えを自由に発言したり、行動に移したりしているため、その結果、イノベーションが生まれる、従業員のエンゲージメントが向上する等、組織において多くのメリットを生み出すこととなります。また、個人としても、パフォーマンスの向上やストレス緩和の効果をもたらします。
●心理的安全性が低いと
心理的安全性が低いと、例えば、「こんなことも知らないのか」と思われることを恐れて質問や相談ができない、ミスをしても「無能だ」と思われたらおしまいだと思って報告をしない、など放っておくとトラブルにもつながりかねません。また、会議や打ち合わせの時に「こうしたほうがいいのでは」と思っても「自分が発言したらかえって邪魔になるのでは」と躊躇してしまう、これも心理的安全性が低い組織に見られがちな行動です。
●心理的安全性が高いチームをつくるために
新入社員を迎えるこの時期は、異動などで上司が変わったり、仕事内容が変わったりとチームも個人も不安要素が増える時期です。そのようなときに心がけたいポイントをご紹介します。
●リモートワークの当たり前を乗り越える
リモートワークが普及しつつある今、さらに考慮すべき点があります。
皆様の組織では次のような点はありませんでしょうか。
このような「当たり前」を乗り越える策を講じることも、心理的安全性を高めることに繋がってきます。
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