組織改革

社員に無理難題を持ち掛けよう!

予測不可能なほど激しく変化する市場環境の中、顧客の要求水準は高くなる一方で、どの企業も対応に必死です。 例えば、「コストの引き下げ」と「納期短縮」を実現しながら「品質向上」も同時に果たさなければならないというのは当たり前のことになっています。 また、なかなか人材が確保できない状況の中でも、「サービスの質の向上」と「販売力の強化」も同時に実現しなければならないのが常です。


予測不可能なほど激しく変化する市場環境の中、顧客の要求水準は高くなる一方で、どの企業も対応に必死です。

例えば、「コストの引き下げ」と「納期短縮」を実現しながら「品質向上」も同時に果たさなければならないというのは当たり前のことになっています。

また、なかなか人材が確保できない状況の中でも、「サービスの質の向上」と「販売力の強化」も同時に実現しなければならないのが常です。

常識的に考えれば、無理難題だと受け止められるような課題を社員に克服させてきている企業が従来から伸びています。

それには、次のような策が重要になってきます。
1.その課題に取り組む背景や重要性をよく説明して、使命感、責任意識を抱かせる。
2.失敗を恐れて萎縮しないよう、トップも難しいことを理解してくれているという心理的安心感を与える。
3.命じられた人間が仕事を進めやすいよう、関連部署への根回し等の環境づくりに配慮する。
4.課題の進行状況に常に関心を持ち、時として叱咤激励し、意欲の向上を図る。
5.失敗しても部下の威信に傷がつかないよう配慮し、公平な評価を行う。

いずれにせよ、現状維持的な方向に流されやすい社員の意識を打破し、無理難題に進んで挑戦する組織文化をどう確立するかが勝利者への鍵となるのです。

弊社が開発した「組織文化診断」を実施したある小売業のお客様は、同業と比較した結果、圧倒的に“挑戦の価値観”が高いことが分かりました。

そのお客様は、他社が売り上げを落としている中、ここ数年、15%を越える売上向上を成し遂げています。

卵が先か、鶏が先かという議論はありますが、挑戦への高い価値観を持たせておくに越したことはないのは事実でしょう。

 

20140730 ジェックメールマガジンより

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